如是我聞(にょぜがもん)

「如是我聞」は、釈尊が亡くなった直後、遺された弟子たちが釈尊の教えを確認しあい、伝えていくために、編集会議ともいうべき「結集」の場で「このように私は聞きました」と、お互いに耳で聞いた体験を表現した言葉です。

釈尊の滅後の弟子たちは感激も新たに、おそらくは涙を頬に流しつつ「私はこのように教えていただきました。私はかくかくに承りました。」と語り合ったことでありましょう。

松原泰道著「わたしの般若心経」より