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  • 茶掛 山花開似錦◆大徳寺派 福聚院 住職 前大徳 佐藤朴堂 (真筆・中古) 共箱・タトウ箱付
茶掛 山花開似錦◆佐藤朴堂
  • 価格:18,550円(税込)

商品説明

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〜山花開似錦(さんかひらいてにしきににたり)とは?〜

「山花開いて錦に似たり」という」この茶掛は、この句が吉野の春景色を想わせるように美しいからでしょう。

よく春の茶会の床に掛けられるようです。もちろん、結構な趣向です。

しかし実は、この句は単なる春の景色を叙した詩句ではなく、「碧巌集」の第82則に、大瀧智洪(だいりゅうちこう)

がある僧に「色身腐壊(しきしんはいえ)す。如何なるか是れ堅固法身(けんごほっしん)。」と問われて、大瀧曰く

「山花開いて錦に似たり、澗水湛えて藍の如し。」と答えたとあります。

問いを発したこの僧は、生悟りの僧で「私たちのこの色身・現身は死ねば直に腐敗し、焼けば灰になってしまいま

すが、金剛不壊(こんごうふえ)といわれる堅固法身(けんごほっしん)は、その場合はどうなるのでしょうか。」と問

うて出たのです。

この僧、内実は「たとえ色身は滅んでも、堅固法身は不滅である。」と信じ、それを大瀧から「いかにもその通りじ

ゃ。だから心配しなさんな。」と裏書してもらい、自分で安心したくて出てきたのであります。

ところで、大瀧は、そんな裏書などするような甘い和尚ではなく

山花開似錦  山花開いて錦に似たり

澗水湛如藍  澗水湛えて藍の如し

と応じたのであります。

堅固法身とは、あたかもこのようなものだというのでありますが、誠に見事な答えであります。

大瀧は、問いを発した僧の誤りを正し、色身即法身、法身即色身であることを知らしめてやろうという肚(はら)で

「山花開いて錦に似たり」「今、美しく咲きにおうているが、一夜の風に吹き散ってしまうあの山桜が、そのまま堅固

法身じゃぞ」と示したのです。

大瀧の肚(はら)をよくわがものとして山花を仰ぎ眺め、澗水を俯瞰したら、自然の美が一段と深く味わいうるでありましょう。

また、この一軸の味わいもさらに深くなり、一期一会の茶会の有難さも身にしみるでしょう。

※禅語の茶掛 一行物 芳賀幸四郎著より


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