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※茶室の床に掛けた時のイメージ
■画 題■ 「茶掛 薫風自南来◆如々庵 (号:洞然) 芳賀幸四郎」
■寸 法■ 表具 幅(約) 31cm× 丈 182cm・(茶掛)
■略 歴■芳賀幸四郎(はがこうしろう)
1908年、山形県寒河江市に生まれる。
日本史学者。
東京教育大学名誉教授。
東山文化研究の第一人者。
禅を極め、臨済宗妙心寺派系の法を嗣ぐ老師。
如々庵(にょにょあん)という庵号と、洞然(とうねん)という居士号がある。
自ら一行物の墨蹟を数多く残すとともに、老師として禅語の解説書も著わす。
禅においては、在家のまま本格の修行をする「人間禅」の師家。
1981年叙勲三等授瑞宝章。1996年叙従四位。
1996年(平成8年)寂。
著書には「禅語の茶掛 一行物」「千利休」「禅入門」「墨蹟」「東山文化の研究」などがある。
■代 金■¥26,800(税込)
こちらの茶掛は中古でございます。
本紙に若干のシワがあります。(写真でご確認ください。)
こちらの茶掛 薫風自南来は、如々庵 (号:洞然) 芳賀幸四郎先生の直筆一行物でございます。
軸先:木製塗。 紙本:墨書。 箱書、落款があります。 共箱、タトウ箱付。
送料無料、代引手数料無料でお届けいたします。
※茶掛には風鎮を吊るしませんので、風鎮はついておりません。ご了承ください。
尚、防虫香はお入れいたします。
~薫風自南来(くんぷうみなみよりきたる)とは?~
「五灯会元(ごとうえげん)」巻十九による。
悟りとは何かという問いに対し、雲門文偃(うんもんぶんえん)は「東山水上行(とうざんすいじょうこう)と答えた
が、圜悟克勤(えんごこくぐん)は、自分なら「薫風自南来(くんぷうみなみよりきたる) 殿閣生微涼(でんかくびりょ
うをしょうず)」と答えた、という。
これを聞いて大慧宗杲(だいえそうこう)が大悟したという因縁があって「薫風自南来」の句は禅僧社会に親しまれ
るようになった。
禅者がこの句を愛し、茶人がこの句の一行物を尊重するのは、この句の表面の意味よりも、圜悟克勤(えんごこく
ぐん)がこの句に託した境涯、また大慧がこれで大悟したその境涯を珍重するからにほかならない。
だが、その境涯とはどういう境涯であろうか。
それは畢竟(ひっきょう)するに、是非・善悪・利害・得失などの相対的な念慮や、何やかやの迷いはもとより、窮屈
な規範も有り難そうな悟りも忘れはてたサラリサッパリした涼しい境涯と、その境涯から少しも力まず、あたり前の
ことをスラリッとあたり前に行ずることと解しておいて、大過ないであろう。
相対を絶した禅者の境地である。
※参考文献:禅語の茶掛 一行物 芳賀幸四郎著 「禅語百科」 沖本克己・竹貫元勝 著
~品質保証~
当店の目標は、「買ってよかった」と満足していただくことです。
実物をご覧いただいてない分、ご購入後に掛け軸をご覧いただいて、その品質にご満足いただけるよう心がけております。
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