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※茶室の床に掛けた時のイメージ
■画 題■ 「茶掛 春入千林処々鴬◆相国寺派管長 大津櫪堂」
■寸 法■ 表具(約)幅 31.0cm× 丈 180cm・半切立(茶掛)
本紙(約)幅 28.5cm× 丈 109cm
■略 歴■大津櫪堂(おおつれきどう)
臨済宗。
大象窟と号す。
明治30年 福岡県に生まれる。
8歳で得度し、大正4年 紫野般若林に入る。
大正9年 相国僧堂に掛塔。山崎大耕に参禅する。
昭和2年 相国寺塔頭大光明寺の住職となる。
昭和19年 相国僧堂師家。
昭和33年より相国寺派管長を努める。
昭和39年 禅文化研究所創立にあたり、理事に就任。
昭和51年5月 遷化 80歳。
■代 金■¥54,100(税込)
こちらの茶掛は、当店において表装を施工いたしました。
作品に施工する裏打ちは全て澱粉系糊を使用しておりますので
将来において仕立て直し、修復等の表装作業に支障を及ぼしません。
また、表装時に補修、シミ抜き等の修復作業も施工しておりますので
表装に関して問題はありません。
こちらの茶掛 春入千林処々鴬は、臨済宗相国寺派管長 大津櫪堂老師の直筆一行書でございます。
裂地:上遠州 ※上遠州は正絹を使用した表装でございます。
軸先:木製 漆塗。 紙本:墨書。 箱書、落款があります。
付属品:共箱、タトウ箱付。
送料無料、代引手数料無料でお届けいたします。
※茶掛には風鎮を吊るしませんので、風鎮はついておりません。ご了承ください。
尚、防虫香はお入れいたします。
~春入千林処々鴬(はるはせんりんにいりしょしょうぐいす)~
春の気が林という林に充ち、至るところに鴬が鳴いている。
芳賀幸四郎著 一行物によると、
表千家の家元に、元伯宗旦(げんぱくそうたん)の揮毫になる「春入千林処々鴬」というお軸が
伝存し、家元では初釜の床にはこれを掛けるのを恒例とされているそうであります。
この一行は「禅林句集」などに
春入千林処々花 (春は千林に入り処々花)
秋沈万水家々月 (秋は万水に沈み家々月)
とある対句の前句で、「鴬」でも「花」でも意味に変わりはない。
意味は、「春になると、どこの林もみな一斉に芽吹き、どこもかしこもことごとく花だらけである。」
ということであります。
詩であるから表現がいささかオーバーでありますが、春は一様の花ということであります。
ここにいう「処々」は、ところどころという意味ではなく「至るところ、どこもかしこも」という意味だそうであります。
この一行、一切肯定・徹底活の極楽浄土の風光を詠じたものとみてよいのではないでしょうか。
~品質保証~
当店の目標は、「買ってよかった」と満足していただくことです。
実物をご覧いただいてない分、ご購入後に掛け軸をご覧いただいて、その品質にご満足いただけるよう心がけております。
当店では、万一掛け軸がお気に召さない場合は、7日間以内であれば返品をお受けいたしますので、安心してご購入いただけます。