残暑。
台風15号で被害に遭われた方々に
心よりお見舞い申し上げます。
岐阜県中濃地方では、ここのところ残暑厳しい
毎日が続いております。
夏の疲れも蓄積しておりますので、
体調には十分注意するよう心がけたいものです。
さて、この暑い中、深紅のガーベラが
咲いてくれました。
8年前に発表会で息子がいただいたものを
露地植えにしましたが、
今年も咲いてくれました。
一句 気怠さと 疲れのこしたまま残暑 てんちょう
≪ガーベラ≫
≪タマスダレ≫
茶禅一味と申しますので、
わび茶を大成した千利休居士の逸話をひとつ
ご紹介させていただきます。
利休居士は、ある人から茶の湯の極意を
問われて
「夏はいかにも涼しきように
冬はいかにも暖かなように
炭は湯の沸くように
茶は服のよきように」
と答えられました。
質問者は、そんなことは分かっていると
不満をぶちまけました。
利休居士は、涼しげに質問者に
告げました。
「それならわたくしがいま申したとおりに
お点前してごらんなさい。
それができれば、この利休がさっそく
あなたに弟子入りを致しましょう。」
当たり前のことを、当たり前におこなうことの
大切さと、難しさを、この逸話から
学ばせていただきました。