初夏の草花。
季節の移ろいとともに、当店の庭の草花も
移ろいでいきます。
草花は、無心に咲き、そして散っていきます。
観る者の眼を楽しませて・・・
一句 雨上がり 無上迅速 山緑 てんちょう
≪テッセン≫
亡き母の遺したテッセンが、15年経た今年も咲いてくれました。
≪アヤメ≫
≪シラン≫
≪ナデシコ≫
白鳥からの転居の際に移植したナデシコが咲いてくれました。
≪ユキノシタ≫
幼かった頃、私が発熱すると、母が雪の下に塩を振って
おろした汁を飲むと不思議に熱が下がりました。
今更ながら母の恩を思うしだいです。
私たちは、目には見えないご縁に支えられて
生かされています。
「隨縁、縁にしたがって生きる 」
「因縁の法のままに生きる」
禅者はこれを「無心にして太虚(たいこ)に合す」と言います。
ご縁というものは尊いものであります。
一句 ご先祖の ご縁に謝して 吾の初夏 てんちょう