朝顔。
今年も、朝顔が咲き継いでくれています。
何とも言えない、そのブルーに癒されます。
一句 朝顔の 咲くはひと時 なるいのち てんちょう
≪朝顔≫
三好達治の詩を紹介させていただきます。
「朝さく花の朝がほは
昼にはしぼんでしまいます
昼さく花の昼がほは
夕方しぼんでしまいます
みんな短い命です
けれども時間を守ります
そうして
さっさと 帰ります
どこかへ帰ってしまいます」
三好達治の言うように、朝顔も昼顔も
ほんの半日も咲いていない「ものうげな花」です。
しかし、その短い命を精一杯咲かせて
さっさと帰ってしまうのです。
無常というか一期一会というか・・・
そこに、朝顔の輝きと潔さが感じられます。
だから、あんなに吸い込まれるようなブルーの花を
咲かせられるんだ・・・と思ってしまいました。