春、来たる。
このところ春らしい陽気になってきました。
当店の庭の花たちが次々に開花して
春の来しことを告げています。
一句 穏やかに 沈丁香る 日和かな てんちょう
≪沈丁花≫
≪ラッパスイセン≫
≪サクラカガミ≫
≪ショウジョウバカマ≫
春になりました。
ニュースでは、今年の桜の開花は一番早いと伝えています。
厳しい冬でしたが、それからはわりと暖かな日も多かったような気がします。
だからでしょうか…
花は、無条件で美しいものです。
「花はなぜ美しいか 一筋の気持ちで 咲いているからだ」
詩人 八木重吉の詩です。
花は、優しいものです。
「もろもろの 山草おのおの花つけて
言葉を持たぬ その優しさよ」
歌人 鹿児島寿蔵
花は無言で、誰に褒められようが、褒められまいが
一心に咲いています。
そして、花は人のこころを癒してくれます。
最後に相田みつをさんの詩をご紹介します。
「花には 人間のようなかけひきがないからいい
ただ咲いて ただ散っていくからいい
ただになれない人間のわたし」
2021-03-17 22:47