「三帖和讃」和文をもって、浄土、仏徳、高僧を讃えた。
和讃は親鸞聖人の晩年
、七十六歳ごろから八十八歳にかけて作られている。
その数は五百数種に及ぶ、七五調の和文である。
内容は、浄土の仏、菩薩の功徳、高僧などの業績をほめ讃えたもの。
三帖とは「浄土和讃」「高僧和讃」「正像末和讃」の三種。
「浄土和讃」は阿弥陀仏とその浄土を讃え、「高僧和讃」では七高僧の教えを讃えている。
「正像末和讃」は、聖人晩年の作で、末法濁世、すなわち悟りを得られない時代における聖人の心境が詠まれている。
「浄土真宗 真宗を知る 辞典」より