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掛け軸の専門店 香遊オンラインへようこそ! 店長が厳選した掛け軸 約500点の品揃え!

秋海棠。

当店の裏庭の秋海棠が盛りです。

母の遺した山野草のひとつです。

晩夏から初秋へと移ろう季節を感じさせてくれます。

一句 秋海棠 茶花としたる 稽古かな  てんちょう

秋海棠

≪秋海棠≫

今年の夏は暑かった、いやまだまだ暑いです。

熱中症にならないように、水分補給をしてクーラーを活用してお過ごしください。

地球温暖化が叫ばれていましたが、地球沸騰化なる言葉を耳にしました。

シベリアの永久凍土も融けて、そこに住む人々も大変らしいです。

まさしくこの世は「無常」です。

仏教では「無常」こそ紛れもない真理だと説いています。

変化してゆかぬものは何一つ無い。

この真理を根底にもって生きて行けば、

少々のことで動じることのない「生」が得られるのではないでしょうか。

一句 露の世を 露と諦め 生きるのみ  てんちょう

朝顔。

朝顔が咲き継いでいます。

朝顔は一日花です。

早朝咲いて、昼前には凋んでしまいます。

もろげで儚いいのちです。

でも、精一杯咲いています。

その吸い込まれるようなブルーに生命の神秘を感じずにはおれません。

一句 朝顔の この瞬間の 輝きよ  てんちょう

アサガオ

≪朝顔≫

朝顔は教えてくれます。この世は「無常」であることを。

咲いているのは数時間です。

でも、精一杯咲き切ります。

生ある限り、誰が見ていようともいまいとも、

今ここを精一杯生きることの大事。

まさに禅の教えです。

朝顔は法を説いてくれているのです。

諸法実相であり明歴々露堂々です。


お盆です。

お盆を迎えました。

今年は、台風7号の影響で行動制限されている方も多いことと思います。

私も台風が来る前にご先祖様のお墓参りをしてきました。

お盆の時期に素敵な掛け軸をご紹介いたします。

掛け軸 聖蓮花◆佐藤良一

≪聖蓮花◆佐藤良一≫

掛け軸 聖蓮花◆佐藤良一

≪聖蓮花◆佐藤良一≫

蓮(はす)は、泥の中から清い花を咲かせます。

泥は、濁りに満ちた、娑婆(しゃば)を意味します。

娑婆とは、私たちの住んでいる世の中です。

この娑婆において、清らかな蓮の花のような存在になっていく。

この真理を聖蓮花(蓮の花)の掛け軸は表象しているともいえます。

一句 無事生きる 掛け軸聖蓮花に祈る  てんちょう

夏の花。

夏本番です。

燦燦と降り注ぐ夏の太陽、裏の林からは蝉時雨。

蝉の声を愉しみながら仕事に励んでいます。

夏の花も咲きました。

一句 猛暑また 移ろうものとして過ごし  てんちょう  

擬宝珠

≪擬宝珠≫

桔梗

≪桔梗≫

季節には季節ごとの味わいがあります。

ちょっと前までは梅雨でした。

梅雨には梅雨の味わいがありました。

山にかかる白雲が幽玄な趣を醸してくれます。

梅雨が明け、今は盛夏。

猛暑日です。

岐阜は暑いところです。

空は青く、山は緑…そのものズバリ真面目(しんめんもく)です。

明歴々露堂々(めいれきれきろどうどう)という禅語がありますが、

空も山も川も、なにも隠すところなくその姿を明歴々露堂々と表しています。

そんな自然の姿に、魅せられて感動する毎日です。

てんちょう

初夏の花(5)。

初夏の花たちが咲き継いでいきます。

カラーと蛍袋が盛りです。

カラーは母が遺したものです。

妻が種を巻いて増やしてくれました。

一句 初夏の花 咲いて癒されゆくこころ  てんちょう

カラー

≪カラー≫

蛍袋

≪蛍袋≫

花は言葉を持ちません。

けれど、その場所で精一杯に咲いています。

無心に精一杯咲く花の姿に癒されます。

私もかくありたいと思います。

ひたすらにひたむきに一日一日を精一杯生きる。

私にはこの生き方あるのみです。

香遊 周戸克己

初夏の花(4)。

早いもので、もう夏至です。

これからは昼の時間が徐々に短くなっていくんですね。

当店の庭にはあちらこちらにマツバギクが咲いています。

繁殖力が旺盛で、妻が株分けすると根付いてどんどん増えています。

白鳥から移植した菖蒲も咲いてくれました。

花たちに癒されながら、季節を愉しみながら日々を送っています。

一句 梅雨晴れ間 花たち愉しさうに咲き  てんちょう

マツバギク

≪マツバギク≫

菖蒲

≪菖蒲≫

私は掛け軸が好きで、掛け軸という日本の文化が

すたれていくのを危惧しています。

和室のない家屋がどんどん増えていっています。

床の間のあるお家はもはや少数なのかもしれません。

しかし、日本の文化を継承していきたい。

掛け軸や茶掛を残していきたい。

床の間に四季折々の掛け軸を掛ける。

掛け軸に対する熱い思いを秘めて

今後も掛け軸の販売に、普及に取り組んでいきたいと思います。

掛け軸の専門店 香遊オンライン 店長 周戸克己

初夏の花(3)。

息子が中学生の時(今は大学院博士後期課程3年)に

ピアノの発表会でいただいたガーベラの鉢植えを路地に植えたら

根付いて、今でも毎年大輪の花を咲かせてくれます。

今年も咲いてくれました。

一句 初夏の花 思い出の花 咲きにけり  てんちょう

ガーベラ

≪ガーベラ≫

フタリシズカ

≪二人静≫

チョウジ

≪チョウジソウ≫

山野草は、母が遺したものです。

母を偲ぶよすがです。

妻と二人で花たちを守っています。

移ろう季節のなかで、咲き継ぐ花たち。

そんな花たちに囲まれながら季節を愉しみ暮らしています。

一句 庭を守る こと愉しみつ 暮らし初夏  てんちょう




初夏の花 (2)。

当店の庭に初夏の花々が咲き継いでいます。

ホウチャクソウが咲き、ナデシコが微笑んでいます。

一句 陽光に 微笑んでゐる 初夏の花  てんちょう

ナデシコ

≪ナデシコ≫

ホウチャクソウ

≪ホウチャクソウ≫

季節は初夏、そして梅雨入りへと移ろいでいきます。

ホトトギスが鳴いて渡っていき、

夜は蛙の大合唱です。

それぞれの季節の味わいを堪能しながら、

愉しみながら暮らしています。

日々是好日を杖言葉に、

どんな一日も良き日と受け止め

生かされていることに感謝して精進していきたいと思います。

一句 只今を 弥陀に生かされ 生きて初夏  てんちょう

初夏の花。

当店の庭に初夏の花々が咲く時節になりました。

そして、新緑は万緑に変わりました。

季節は移ろい変化していきます。

移ろい変化していくこと、「無常」は不変の真理です。

一句 矢の如く 万緑に色 深め森  てんちょう

アヤメ

≪アヤメ≫

エビネラン

≪エビネラン≫

シラン

≪シラン(ピンク)≫

シラン

≪シラン(シロ)≫

仏教思想の中心に「無常」という真理があります。

この世に移り変わっていかないものはありません。

逆に「無常」という真理は、何があっても不変の真理です。

すべてが移ろい変化していくからこそ

今という時間が尊いのだと思います。

禅では「今ここをどう生きるか」「今日、只今」

これが一大事(いちだいじ)だと教えます。

白隠禅師の師である正受老人はこんな言葉を残されています。

「一大事と申すは、今日ただいまのこころなり

これをおろそかにして翌日あることなし

すべての遠きこと、おもい謀らうことあれども

的面の今を失うに、心づかず」

未来のことをあれこれ考えて

結局、今日ただいまを失っているぞ!

と正受老人の喝が聴こえて参ります。

春惜しむ。

当店の庭に、都忘れ・著莪など晩春の花たちが咲いています。

都忘れは、晩春の陽光を浴びて微笑んでいます。

著莪は、木陰で精一杯咲いています。

一句 草花を 愉しみつ 春惜しみつつ  てんちょう


≪ミヤコワスレ≫


≪シャガ≫


≪コデマリ≫

世の中はGWです。

コロナ禍から解放された人たちが、

旅行にレジャーにと楽しんでいるようです。

コロナで封印された時の中で、

誰もが行動、生活様式を制限され苦しみました。

どうか、コロナがこのまま終息してくれることを祈るばかりです。

そして、コロナ禍という困難を乗り越えた私たちが

一歩でも二歩でも成長できていれば

それは素晴らしいことだと思います。

一句 マスクせず 犬との散歩 薫る風  てんちょう


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