カートをみる マイページへログイン ご利用案内 香遊オンラインお問い合せ お客様の声 香遊オンラインサイトマップ
RSS
掛け軸の専門店 香遊オンラインへようこそ! 店長が厳選した掛け軸 約500点の品揃え!

初夏の花 (2)。

当店の庭に初夏の花々が咲き継いでいます。

ホウチャクソウが咲き、ナデシコが微笑んでいます。

一句 陽光に 微笑んでゐる 初夏の花  てんちょう

ナデシコ

≪ナデシコ≫

ホウチャクソウ

≪ホウチャクソウ≫

季節は初夏、そして梅雨入りへと移ろいでいきます。

ホトトギスが鳴いて渡っていき、

夜は蛙の大合唱です。

それぞれの季節の味わいを堪能しながら、

愉しみながら暮らしています。

日々是好日を杖言葉に、

どんな一日も良き日と受け止め

生かされていることに感謝して精進していきたいと思います。

一句 只今を 弥陀に生かされ 生きて初夏  てんちょう

初夏の花。

当店の庭に初夏の花々が咲く時節になりました。

そして、新緑は万緑に変わりました。

季節は移ろい変化していきます。

移ろい変化していくこと、「無常」は不変の真理です。

一句 矢の如く 万緑に色 深め森  てんちょう

アヤメ

≪アヤメ≫

エビネラン

≪エビネラン≫

シラン

≪シラン(ピンク)≫

シラン

≪シラン(シロ)≫

仏教思想の中心に「無常」という真理があります。

この世に移り変わっていかないものはありません。

逆に「無常」という真理は、何があっても不変の真理です。

すべてが移ろい変化していくからこそ

今という時間が尊いのだと思います。

禅では「今ここをどう生きるか」「今日、只今」

これが一大事(いちだいじ)だと教えます。

白隠禅師の師である正受老人はこんな言葉を残されています。

「一大事と申すは、今日ただいまのこころなり

これをおろそかにして翌日あることなし

すべての遠きこと、おもい謀らうことあれども

的面の今を失うに、心づかず」

未来のことをあれこれ考えて

結局、今日ただいまを失っているぞ!

と正受老人の喝が聴こえて参ります。

春惜しむ。

当店の庭に、都忘れ・著莪など晩春の花たちが咲いています。

都忘れは、晩春の陽光を浴びて微笑んでいます。

著莪は、木陰で精一杯咲いています。

一句 草花を 愉しみつ 春惜しみつつ  てんちょう


≪ミヤコワスレ≫


≪シャガ≫


≪コデマリ≫

世の中はGWです。

コロナ禍から解放された人たちが、

旅行にレジャーにと楽しんでいるようです。

コロナで封印された時の中で、

誰もが行動、生活様式を制限され苦しみました。

どうか、コロナがこのまま終息してくれることを祈るばかりです。

そして、コロナ禍という困難を乗り越えた私たちが

一歩でも二歩でも成長できていれば

それは素晴らしいことだと思います。

一句 マスクせず 犬との散歩 薫る風  てんちょう


春の花。

春たけなわです。

当店の庭の満天星の下にキクサキイチゲが咲いています。

とっても可憐で、儚げな野草ですが

それゆえに観る者の目を愉しませてくれます。

一句 樹下に咲く 儚げな花 観て長閑  てんちょう 

キクサキイチゲ

≪キクサキイチゲ≫

ヒメ林檎の花

≪ヒメ林檎の花≫

「諸々の山草おのおの花つけて

言葉をもたぬそのやさしさよ」

歌人 鹿児島寿蔵

花は、言葉をもちません。

ただ、ひたすらそこに咲いています。

人に見られようと、見られまいと

ひたすら、咲いています。

このひたすら、ひたむきさに学ばねばならぬと思うのです。

与えられたこの時、この今をひたすら懸命に生きることの大事。

私たちに問われているのは「今日、只今のこころ」だと思うのです。

一句 今という この瞬間に 春惜しむ  てんちょう

新緑。

新緑があまり美しいので

岐阜県百年公園の新緑を撮ってみました。

生命の躍動が始まる季節になりました。

一句 萌え初めの 新緑を目に 焼きつけて  てんちょう

新緑

≪岐阜県百年公園の新緑≫

花は葉に変わり、萌えいづる新緑が主役になりました。

日ごとに色を深めていきます。

春を味わいつつ日々暮らしています。

一句 新緑の 淡きグラデーションの森  てんちょう

カタクリの花。

当店の庭にカタクリの花が一輪咲いてくれました。

昨年は咲かなかったので、嬉しく思います。

一人静もたくさん咲いてくれました。

春になると母が遺した山野草が今も咲いてくれます。

一句 カタクリの花 母偲ぶ よすがとし  てんちょう

カタクリの花

≪カタクリの花≫

一人静

≪一人静≫

春のよろこびを感じます。

冬が寒かったので、なおさら強く感じます。

桜が終わり、新緑の萌えいづる季節となりました。

萌え初めの新緑の淡いグラデーションは何とも言えず美しいものです。

この新緑も日ごとに色を深めていくでしょう。

それを眺めるのも、また愉しいものです。

一句 萌え初めの 新緑を目に 焼き付けて  てんちょう

満開の桜。

岐阜県百年公園沿いの道を愛犬と散歩するのですが、

みごとに桜が満開です。

一句 犬と妻 吾れと満開 花の下 てんちょう

散歩道の桜

≪百年公園の桜≫

散歩道の桜

≪百年公園の桜≫

今年は桜の開花が例年より早く、そして一気に満開を迎えた感じです。

一気に咲いて、一気に散っていく…

潔いのが桜です。

だからよりいっそう桜が尊ばれるのだと思います。

桜の美しさとともに、そこには無常感があります。

山花開似錦(山花ひらいて錦に似たり)

澗水湛如藍(澗水たたえて藍のごとし)

花の美しさ、川の美しさを詠んだ禅語ですが

そこに流れているのは無常という事実です。

この世に移行しないものは何一つありません。

この事実を知っているから、満開の桜が美しいのです。

人にも死という終焉があるから

今というこのひと時が貴く、輝きを放つのではないでしょうか。

その瞬間の輝きは、無常という真理によって

逆説的に永遠なるものになる、なりうると思います。

WBCで大谷翔平選手の優勝の瞬間の雄たけびは

まさに永遠なるものなのではないでしょうか。

春の花たち。

当店の庭に春の花たちが咲き始めました。

暖かくなり、花たちの喜びが聴こえそうです。

一句 草花の つぎつぎと咲き 庭の春  てんちょう

トサミズキ

≪トサミズキ≫

ショウジョウバカマ

≪ショウジョウバカマ≫

沈丁花

≪沈丁花≫

サクラカガミ

≪サクラカガミ≫

雪柳

≪雪柳≫

柊の花

≪柊の花≫

「花は

なぜうつくしいか

ひとすじの気持ちで

咲いているからだ」

八木重吉の詩です。

しかし、このひとすじの気持ちは、私たち自身への問いであるように思われます。

無作無心に、ひたすら日々を送れたら

それが充実した生につながるのではないでしょうか。

福寿草。

当店の庭の樹下に福寿草が咲いています。

樹下にひっそりと咲いているので、誰に見られることもなく

ただひたすらに咲いています。

梅の花も咲き、風がふくよかな香りをはこんでくれます。

今年の冬が厳しかったため

春の到来が一入うれしく、有り難く感じられます。

一句 咲く時節 待ちて咲きたる 福寿草  てんちょう 

福寿草

≪福寿草≫

梅花

≪梅花≫

花はひたすら咲いている。

無言の一途さに、そのひたむきさに

こころは癒される。

花は時節を守る。

咲く時節に咲き、散る時節に散る。

その潔さ…

花から教えられること数多である。

香遊 周戸克己

掛け軸 桃の花。

3月3日は、「桃の節句」。女の子がいる家庭では健やかに優しい女性に

育ってほしいという願いを込めてひな人形が飾られます。

そんなシーンの床の間に「桃の花の掛け軸」を掛けるのはいかがでしょう。

桃には昔から邪気を祓う力があるとされ、様々な神事に取り入れられていました。

魔除けの力があるといわれる桃の花の掛け軸をひな人形の後ろに飾り、

やがて女の子が美しく成長してくれることを願います。

一句 吾娘欲しと 言ふ青年が 雛の客  山内山彦 


≪掛け軸 桃の花≫

画像をクリックいただくと商品ページがご覧いただけます。


大人になり多くの出会いを重ね、愛する人と結婚し子供が生まれて

ようやく親から注がれた愛情に気付くことができます。

幸せな人生を歩んでほしいという、わが子を思う親の心は

いつの時代になっても変わりません。

上巳の節句は、親からの愛情を子供の心の中にいつまでも刻んでいくことで、

その思いを受け継いでいく行事です。


ページトップへ