白梅。
当店の庭の梅が咲きました。
見た目も清楚で美しいですが、仄かな甘い香りも
楽しませてくれます。
一句 風とゞけ くれる梅が香 風が消す 稲畑汀子
≪白梅≫
一句 梅白し まことに白く 新しく 星野立子
≪白梅≫
同志社大学の創設者 新島襄の「寒梅」という詩をご紹介させていただきます。
「寒梅」 新島襄
庭上一寒梅
笑侵風雪開
不争又不力
自占百花魁
庭上の一寒梅
笑って風雪を侵して開く
争はず また力(つと)めず
自ずから百花の魁(さきがけ)を占む
「現代語訳」
庭先に咲いた一輪の早咲きの梅。
風や雪を笑顔で耐え忍び、
平然と咲いている。
別に他者と争うでもなく、
力むのでもなく、
ごく自然に、あらゆる花に先駆けて、
まっさきに咲くのだ。
新島襄の感性が伝わってくる素晴らしい作品だと思います。